皆様いかがお過ごしでしょうか。

最新号の関節外科(MEDICAL VIEW社)の半月板損傷の治療という特集に
半月板縫合術-切除から縫合へ-のタイトルで担当させてもらえました。

































































現在の日本の半月板治療の内容が網羅されています。
著作権の関係でここには内容を載せれませんが、
私の担当した部分で書いたことは
現在は昔は切除していたような半月板損傷も適応を拡大して、
縫合するようになっているということです。

まだまだ日本では縫合術より切除術のほうが多くなされているのが現状です。
（縫合術は10%、切除術は90%と言われています。）
縫合できるものが切除されています。

半月板切除後に軟骨損傷が生じる例が少なくないため、
半月板を縫合し、できる限り温存する努力は必要と思います。

ご興味のある方はぜひ。

兵庫医科大学病院　整形外科　助教　中山　寛
スポーツ関節鏡外来
月曜日：13時～17時
水曜日：9時～17時
 （上記時間内にお越しいただくか、お電話下さい）
Tel: 0798-45-6180　
 mailにて相談していただいても構いません。
E-mail:hyomedsports@yahoo.co.jp

下肢関節鏡手術
股関節鏡、膝関節鏡、足関節鏡手術：
前十字靭帯再建、半月板縫合、股関節唇縫合、
膝関節温存手術（骨切り術）を主に行なっております。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

昨日第14回大学生、高校生のためのスポーツ医学セミナーに参加、発表してきました。


















スポーツ医学に興味のある学生さんのためのセミナーですが、
遠方から来られていました。
この会に参加された学生さんは将来日本のスポーツ医学を支えていくんだなと感じました。
スポーツって素晴らしいですね。

































































私自身は運動神経がないので笑　
スポーツ選手を手術という面からサポートできたらと思います。
その手術もいい加減なものでは当然ダメなので、
少しでもいい手術が提供できるよう頑張ります。
手術を受けるまでに治るのが１番ですが。

スポーツ医学に携わっておられる第１線の先生方の話も聞けて
私も勉強、刺激になりました。

余談ですが、この会は大阪市立大学で行われたのですが、
懇親会は阿倍野ハルカスで焼肉でした。
初ハルカス、きれいでした。

兵庫医科大学病院　整形外科　助教　中山　寛
スポーツ関節鏡外来
月曜日：13時～17時
水曜日：9時～17時
 （上記時間内にお越しいただくか、お電話下さい）
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E-mail:hyomedsports@yahoo.co.jp

下肢関節鏡手術
股関節鏡、膝関節鏡、足関節鏡手術：
前十字靭帯再建、半月板縫合、股関節唇縫合、
膝関節温存手術（骨切り術）を主に行なっております。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

台風が近づいてきていますね。

本日は大学で6件の手術がありました。

ためしてガッテンの後、高位脛骨骨切り術に関しての
問い合わせが多数きております。
しかし、残念なことに、中には骨切りをするには
進行しすぎてしまっている方がおられます。
その方にお話を聞くと、人工関節まではまだ年齢が若いから
もう少し我慢して、、、と言われてきたと。

骨切り術という手術があることがもっと浸透していれば
この様な方が一人でも減ると思います。
ずっと我慢して、膝の痛みと戦って来られた、、、
もったいないと思います。
ひどい変形性膝関節症になる前に
関節を温存できる手術が骨切り術です。

今回の写真は
先日、高位脛骨骨切り術を行ったのプレートを抜く抜釘術を行った際に、
関節鏡をした写真です。50代の方です。
まず、レントゲンですが、立った状態で撮影したレントゲンです。
右膝の内側の骨同士の隙間が
狭くなっています。（軟骨がなくなっています。）
膝の内側の痛みが強く、仕事ができにくくなっておられました。















































関節鏡をまず行いました。
大腿骨も脛骨も体重がもっともかかる部分の軟骨（白色）が
完全になくなり、ピンク色の硬い骨がむき出しになっています。
これは硬いコンクリートどうしが擦れているようなものなので、
痛いのは当然です。












































この膝に高位脛骨骨切り術を行いました。
同時に軟骨が消失した部分に関節鏡下でドリリングを行いました。

術後6ヶ月での関節鏡の写真です。
大腿骨も脛骨も軟骨様組織で覆われており、
ピンク色だった硬い骨はむき出しになっていません。












































完全に正常の軟骨というわけではないですが、
高位脛骨骨切り術はこの様に、無くなった軟骨が
また再生します。
その条件としては、内側半月板が残っている方が有利と考えます。
すなわち、初期の段階で骨切りを行っておけば
減った軟骨も戻る可能性が十分にあります。

高位脛骨骨切り術後6ヶ月での立位レントゲンです。
術前のレントゲンと比べ、
内側の軟骨の隙間が広くなっています。















































長年、膝の痛みでお困りの方、
近くの病院では人工関節しかないが、年齢がまだ若いから
このまま様子をみましょうと言われている方、非常に多いと思います。
人工関節しかないのではありません。

一生自分の関節で暮らせる可能性を追求しましょう。

兵庫医科大学病院　整形外科　助教　中山　寛
スポーツ関節鏡外来
月曜日：13時～17時
水曜日：9時～17時
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膝関節温存手術（骨切り術）を主に行なっております。